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企業がYouTuber(ユーチューバー)を使う際の正しい案件の発注の仕方とは?
企業向け
2020.12.01
企業がYouTuber(ユーチューバー)を使う際の正しい案件の発注の仕方とは?

今やYouTubeは、個人の宣伝や紹介のみならず、企業として製品やサービスのプロモーションとしても効果の期待できるSNSツールのひとつとなりました。

昨今ではテレビ離れが叫ばれていますが、YouTubeはかつてのテレビ以上の効果があるのではとも言われています。

YouTubeで活躍した方たちは「YouTuber(ユーチューバー)」と呼ばれており、芸能人と変わらないほどの人気を集めています。

そんなYouTuber(ユーチューバー)の方たちの人気を活かして、最近では企業がYouTuberへ直接仕事を依頼する「企業案件」も多くなってきています。

そこで今回は、YouTuber(ユーチューバー)に企業案件を依頼する際、どのような方法で依頼すれば良いのかを詳しく解説します。

1.YouTuber(ユーチューバー)へ案件を依頼したい!正しい発注方法とは?

今ではネット広告だけでなく、テレビCMでも人気YouTuber(ユーチューバー)が出演することも珍しくありません。

企業がYouTuberへ企業案件を依頼する最大のメリットは「知名度」「影響力」です。

人気YouTuber(ユーチューバー)がテレビに出ていると、「あっYouTuber(ユーチューバー)の◯◯がCM出てんじゃん!」となり、CMを見ている視聴者に対しても商品やコンテンツを覚えてもらうキッカケになります

そこでこれから企業としてYouTuber(ユーチューバー)に企業案件を依頼したい場合、どのような形で依頼するのが正しい発注方法なのかを覚えておきましょう。

1-1.事前に企業案件の企画をまとめる!

まずはYouTuber(ユーチューバー)へ企業案件を依頼する前に、どのような企画を提案するのか事前に練っておく必要があります。

YouTuberとしても企業案件を引き受けるか否かを選択することは当然ですので、魅力的な企画でなければ依頼しても断られる可能性もあります

もちろん例外的にYouTuber(ユーチューバー)にコンタクトを取った後に交渉後、一緒に企画を考えるケースもありますが、これは稀でありYouTuber(ユーチューバー)との信頼関係が築けた後のお話です。

自社サービスや商品については、もちろん依頼する側の企業の人間のほうが詳しいため、あらかじめどのような商品やサービスをプロモーションする企画なのかを決めておきましょう。

1-2.YouTuber(ユーチューバー)へ依頼内容をメールで送る!

企画内容がある程度固まった段階であれば、次はマーケティングしてくれるYouTuber(ユーチューバー)を選定します。

この選定の際の注意点としては、選んだYouTuber(ユーチューバー)が企業の商品やサービスの雰囲気にマッチングしているかどうかです。

これまでの投稿された動画内容を確認して、商品やサービスの紹介に適しているのかどうか、また私生活の面でクリアかどうかなどもチェックしておくと良いでしょう。

このようなインフルエンサーのマーケティングにおいては、どのYouTuber(ユーチューバー)を採用するのかがもっとも大切です

基本的にYouTuber(ユーチューバー)への仕事の依頼はメールで行われます。

企業案件に慣れているYouTuber(ユーチューバー)であればレスポンスは早いですが、そうでない場合には「気付かない」または「連絡するのを忘れている」なども考えられるため、連絡する手段と返答期日は明確に伝えておくことをオススメします。

1-3.YouTuber(ユーチューバー)との直接交渉!

YouTuber(ユーチューバー)から返信があれば、そこから交渉が始まります。

実際には、交渉を始める前に機密情報の保持など、情報漏洩に関する注意事項などを双方で取り決めておくと良いでしょう

交渉段階では、そのままメールで進めていくのも良いですが、初めての企業案件の依頼で不安がある場合には、直接会って話をすることも可能です。

マーケティング内容やセールス方法が漏洩することは避けたいため、交渉段階で機密情報の保持については必ずYouTuber(ユーチューバー)にも理解してもらうようにしてください

1-4.YouTuber(ユーチューバー)と契約!

YouTuber(ユーチューバー)との間で契約が成立するか否かは、契約内容によって異なります。

基本的にはYouTuber(ユーチューバー)の納得できるだけの報酬が用意されているのか拘束期間や時間はどのくらいかによります。

双方が納得する契約内容であれば、いよいよYouTuber(ユーチューバー)との契約成立です。

YouTuber(ユーチューバー)側では、企業案件をYouTubeにてプロモーションする中で、さまざまな情報収集が可能となります。

数値の分析は今後のマーケティングにおいても有益な情報であるため、必ず共有できる状態にしておく必要があります。

「視聴者の年齢層」「性別」「CVR(コンバージョンレート)」など、双方で共有できる情報はすべて取得できるよう交渉しておくことを忘れないでください。

2.YouTuber(ユーチューバー)への企業案件の報酬相場について!

YouTuber(ユーチューバー)への企業案件では、その報酬が公に公表されることはほとんどありません

そのため、これから企業案件を依頼したい側にとっては、いくら用意すれば良いのか不安になる部分もあるでしょう。

しかしながら、実はYouTuber(ユーチューバー)への企業案件には、報酬相場というものが用意されています

2-1.企業案件の報酬相場はいくら?

企業案件の報酬計算には、YouTuber(ユーチューバー)のチャンネル登録者数を参考にします。

基本的には「登録者数×単価=報酬」で計算すると良いでしょう。

このときの単価ですが、これも相場としては「1.0円〜1.5円」と言われています。

たとえば、依頼予定のYouTuber(ユーチューバー)のチャンネル登録者数が30万人の場合、「30万人×1.0円〜1.5円=30〜45万円」となります。

この金額が安いと言えるかどうかは、依頼予定のYouTuber(ユーチューバー)のコストパフォーマンス次第です。

2-2.所属事務所の有無にもよる!?

現在活躍しているYouTuber(ユーチューバー)の中では、個人ではなくマネジメント事務所に所属しているYouTuber(ユーチューバー)もいます。

そのような場合、仲介役としてマネジメント事務所が入るため、企業案件の報酬が割高になる傾向にあります

もちろん交渉次第では報酬の額を減額させることも可能なため、マネジメント事務所との交渉も頭に入れておきましょう。

3.YouTuber(ユーチューバー)へ企業案件を発注する方法まとめ!

今回はYouTuber(ユーチューバー)へ企業案件を依頼する際の正しい案件の発注方法を解説しました。

企業案件を依頼すること自体は難しくありませんが、もっとも依頼したYouTuber(ユーチューバー)のスキャンダルなどには注意しましょう。

芸能界でも広告塔となった芸能人のスキャンダルにより、CM打ち切りや降板など、あらゆるリスクが潜んでいることが分かります。

事前に依頼予定のYouTuber(ユーチューバー)の身辺調査も必要なご時世ですので、できる限りリスクマネジメントをした上で、気持ち良く交渉に臨みましょう。

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