皆さんこんにちは!バジンガ株式会社の松原です。
最近YouTubeからの人材採用を行う企業が増えているって知っていますか?
採用活動に動画を追加するだけで、応募者が増加しているケースが多数あります。
BAZICON!でも採用のための動画作りの相談が多く寄せられましたので、本日は企業採用の常識を変えていくYouTubeの導入方法について全て解説します。
BAZICOMON!では採用までの導線作りなども行なっていますので、気になった方はぜひ担当コンサルタントまでご相談ください。
その前に!? 9月度各種機能更新情報をお届け!!
様々なプラットフォームにおいて今月もアップデートや最新情報がありましたのでご紹介します。
YouTube(国内月間アクティブ数6500万人)
iOS版YouTubeアプリ、ピクチャー・イン・ピクチャーのベータテスト開始
YouTubeが開始したピクチャー・イン・ピクチャー機能のベータテストはプレミアム会員なら誰でも参加できます。プレミアム会員に登録したアカウントでYouTubeにログインした上で「ベータ版の新機能を試す(https://www.youtube.com/new)」にアクセスし、「試してみる」をクリックすれば、iOS版のYouTubeアプリでピクチャー・イン・ピクチャー機能が使えるようになります。動画再生中にアプリを閉じれば自動的にミニプレイヤーでの再生が始まり、他のアプリを開くことができます。
TikTok(国内月間アクティブ数1000万人)
TikTok、月間平均視聴時間でYouTubeを上回りました。
人気の動画プラットフォームTikTokのユーザー月間平均視聴時間が、YouTubeユーザーを上回っていることが明らかになりました。調査が行われた米国と英国の両方で、TikTokがYouTubeを凌駕する結果となっています。
米国では、昨年8月にByteDanceのTikTokの月間平均視聴時間が初めてYouTubeを上回りました。2021年6月時点で、TikTokユーザーの月間平均視聴時間は24時間で、YouTubeの22時間40分を1時間20分超えています。
英国では両者の差はさらに際立っています。TikTokがYouTubeの視聴時間を初めて超えたのは昨年5月で、現在ではTikTokユーザーが月間26時間を費やすのに対し、YouTubeユーザーは16時間にとどまっており、10時間の差がついています。
今回の調査は、Androidスマートフォンのみが対象となっているため、iPhoneを含めた場合結果に若干違いが出てくる可能性もありますが、TikTokのような短い尺の動画が好まれる傾向は強まっているようです。
Instagram(国内月間アクティブ数3300万人)
アプリ内での検索機能を改善し、キーワードによるコンテンツ検索に対応すると発表しました。
意外にも思えますが、実はこれまでInstagramの検索機能では、いわゆる画像検索的なことはできませんでした。たとえば「猫」で検索した場合、「#猫」などのハッシュタグや「猫」と入ったアカウントなどが表示されるだけで、猫の画像を見つけるには、そこから各リンク先に飛んで画像を見つける必要があったのです。
これはInstagramが、どんなコンテンツが投稿されているのかよりも、誰が投稿しているのかに焦点を当てていたとも言えるかもしれません。
これに対し新機能では、キーワードを入力すると、それに関連した画像や動画も表示されるようになります。おそらくはこちらのほうが、多くの人が検索に求める機能ではないでしょうか。
なお、InstagramのAdam Mosseri氏によると、この機能は社内では「インタレストサーチ」と呼ばれているとのこと。
ただ現状では、すべてのキーワードで画像検索ができるわけではなく、対応キーワードは今後も拡大予定としています。また、いまのところ英語での対応に重点を置いているものの、将来的には他の言語もサポートする予定です。
Twitter(国内月間アクティブ数非公開)
Twitterに「コミュニティ」機能が実装されます。
Twitterは、新機能「コミュニティ」のテストを英語圏で開始した。
Twitterのコミュニティは、自分と同じことを話したいと思っている人を簡単に見つけてつながることができるという機能。コミュニティに参加すると、フォロワー全員ではなく特定のグループに向けて直接ツイートができるようになる。コミュニティに参加しているメンバーだけが返信したり会話に参加したりでき、親密で関連性の高い会話を保てるとしている。
一方で、コミュニティのページやタイムラインは公開され、誰でもコミュニティのツイートを読んだり、引用ツイートをしたり、報告することが可能。Twitterでは、引き続き“開かれた会話”を支援しながら、ユーザーが興味・関心にあったコミュニティを見つけて、親密に会話できる空間を作っていくとしている。
YouTubeでの採用活動がアツい
YouTubeを活用したビジネス戦略として経営者自信にインフルエンス力をつけ、顧客獲得や信頼度の獲得、企業やブランドの認知拡大などがあります。しかしそういった経営者や会社のインフルエンス力や拡散力は売上増加や認知度拡大以外にも様々な活用用途があります。
その中でも最も会社組織に影響する用途として、採用活動が今最も注目を集めているのです。
近年ではコロナ禍の影響により採用等も全てオンラインで集約されるようになりました。
そんな中で就活を行う人々が意識していることが、実際の職場の雰囲気ややりがいなど、オンラインや文章では伝わりづらいリアルの実態です。
様々な企業が自社で採用動画の作成を行い自社サイトで公開する中、インフルエンス力を活用できる企業はYouTubeに採用のための動画の公開や募集を募り始めています。
コロナ禍によるオンライン就活のデータ
2019年頃の調査で、普段のスマートフォンの利用時間は「3時間以上4時間未満」が最も多い割合であったのに対し、2020年では「5時間以上」の割合が最多の割合となっています。
近年デジタル社会化が急速に進行し、若者はSNS利用を中心にスマートフォンの利用時間が増加傾向にありましたが、コロナ渦によりその傾向にますます拍車がかかっていることが伺えます。
また、就活時のスマートフォン利用時間では「1時間以上2時間未満」と「2時間以上3時間未満」が最多となりました。
特に「2時間以上3時間未満」は、2019年の調査から8%の増加傾向が見られます。
加えて「3時間以上4時間未満」「4時間以上5時間未満」「5時間以上」の割合に関しても上昇しています。
以上から、若者のスマートフォン利用時間の増加と共に就活時のスマートフォン利用時間も増えていることが分かりました。
つまり、就活生はインターネット上にある情報を駆使して企業を調べるため、企業は自社の魅力をより伝えやすくするという取り組みが必要になってきているのです。
それを踏まえると、YouTubeでの採用活動は非常に有効な手段であるといえます。
YouTubeで企業に関する動画を調べている
採用動画をどこで見たのかというアンケートでは、「企業説明会」「企業HP」に次いで「YouTube」が高い割合を占めています。
「YouTube」の割合は2019年の調査に比べて27%も上昇しています。
これはコロナ渦で説明会に思うように行けない就活生が企業のことをより詳しく調べるために、動画で情報を集めようとしているという背景があるようです。
また、企業説明動画や採用動画視聴後の志望度変化のアンケートでは、「上がった」が57%、「大きく上がった」が27%となり、合わせて8割以上の学生の志望度が上昇していることが分かります。
加えて採用動画はあった方がいいかというアンケートでは、「とても思う」が55%、「思う」が35%となり、9割の就活生が採用動画があったほうがいいと答えていることになります。
これらの結果を鑑みると、企業の採用動画は就活生の志望度に大きく関わってきており、これからの採用活動ではいかに動画媒体に注力するかということが肝要になってきます。
YouTubeで採用活動するメリット
時間をかけずに多くの情報を届けられる
就活生が就職活動をする際、何で情報を得るかという事を考えたときに自社サイト、採用サイト、パンフレット、求人広告、会社説明会などを通じて情報を集めると思いますが、この際に活用されるのは文字や口頭説明といった言語化された情報が中心です。
しかし、言葉だけのテキストや画像情報だけではその企業についてイメージしにくく、記憶に残りにくいものになってしまいます。
それに対し、動画は文字媒体よりも多くの情報を短時間で伝えられるという利点があります。
テキストや写真などの紙媒体1枚が伝える情報量が1,000文字分であるのに対して、動画1分間の情報量は180万文字分にもなると言われています。
動画は視覚と聴覚から視聴者にアプローチすることができ、文字だけでは伝わりにくい細かいニュアンスなどの非言語要素を分かりやすく伝えることができます。
どういった企業なのか、職場の雰囲気はどうなのかといった部分を、動画を活用すればより詳細に伝えることができるのです。
企業方針を伝えやすい
動画を利用することで企業の理念やコンセプトを伝えやすいということも一つのメリットです。
企業としては、自社の理念や社風に合った人材を多く集めることでより効率的な採用活動に繋がります。
そのためには動画を用いることが一番良い手段であると言えます。
企業理念や社風というものは非言語要素を多く含んでおり、文字や画像では簡単に伝えられるものではありません。
それらを可視化して伝えられるのが動画になります。
動画を見ることで、就活生は心理的に動画の内容に共感する可能性が高くなるので志望度もより高まるのです。
働くイメージをさせやすい
これまでの話と通じる部分もありますが、会社内の勤務中の景色を映した動画や社員のインタビューなど、動画で自社の内情を伝えることで、就活生はより職場で働く自分というものを想起しやすくなります。
また、そのような内容は就活生が内定後の自分を想像したときなどの不安解消などにも繋がるでしょう。
動画で様々な企画を用いて自社の魅力をアピールしていくことができれば、就活生はより楽に企業のことを知ることができるので、大きなメリットになります。
また、社内見学などを行う必要性もそれほどなくなるので、企業と就活生双方のコスト削減にも繋がります。
印象付けることで記憶に残りやすくなる
動画は文字に比べ、視覚と聴覚の側面から多くの情報を伝えられるという点でより効果的であるということは既に述べましたが、動画の見せ方次第ではより記憶に残るようになります。
日本には様々な企業があり、その中から自社を選んでもらうためには差別化を図ることが大切になってきます。
後に紹介しますが、企業は採用動画において様々な企画を用いて自社の個性であったり魅力を発信しています。
他企業を参考にしつつ、自社の特色を生かした企画作りをして多くの就活生を惹き付けましょう。
自社の認知拡大にもつながる
YouTubeというプラットフォームで採用活動をすると、自社の投稿した動画がより多くの人の目に触れる機会が増え、就活生以外にも興味を持ってもらえる可能性が増えます。
そうすることで拡散される可能性があったり、過去動画を見てもらうことも増えるでしょう。
つまり、YouTubeというプラットフォームを活用することで採用活動をしている期間はもちろん、その期間以外にも自社のブランディングを行うことができるのです。
これは企業にとっては大きなメリットです、なぜなら広告をわざわざ出稿しなくてもYouTubeという無料のプラットフォームを活用することで自社の宣伝を行うことができるからです。
コスト削減をしつつ認知拡大を行えることは非常に魅力的であるといえます。
採用動画の制作ポイント
動画の軸と目的を定める
採用動画では自社のどんな強みを見せたいか、何を一番に伝えたいのかなどの軸を考えることが大切です。
また、自社とのミスマッチを防ぐためなのか、自社の個性を魅せるためなのかなどの目的を決める必要もあります。
まずは土台を固めることで、それ以降の動画制作をスムーズに行えるかが決まるため、最初のこの段階を十分に考えましょう。
印象に残るような内容にする
動画を印象付けるためにはインパクトを残す必要があります。
斬新な企画を用いるのか、演出を派手にするのかなどを決めましょう。
しかし、忘れてはいけないのは採用活動に関わる動画なので、よりリアルなものを作る必要があるということです。
綺麗事だけ並べていても、それは入社後のミスマッチを助長してしまうのみです。
また、就活生にとって必要な要素を盛り込むことも大切になってくるので、多方面からの内容を盛り込むことも大切です。
ポジティブな内容だけでは自社を良く見せようとしている表面的なものだと捉えられる可能性もあるので、仕事に苦悩する場面を入れてより動画に奥行きを持たせてみることも有効であると言えます。
動画制作をどのように行うか決める
採用動画を制作するに当たって自社で制作するのか、動画制作会社に依頼するのかを決めましょう。
自社に動画を制作することのできる人物がいれば内製も考えられますが、採用動画は自社のブランディングに関わってくるものなのでクオリティにこだわることが非常に重要です。
そうなってくるとやはり専門である動画制作会社に依頼するのが最善の手であると思われます。
多くの企業は動画制作会社に依頼し、非常にクオリティの高い動画を制作しています。
動画制作会社に依頼する場合は最初に決めた動画の軸と目的をしっかりと伝え、擦り合わせをしましょう。
納得できるものを作るためには双方の認識の誤差があってはいけないので、話し合う機会を多く設けることを推奨します。
TikTokで採用活動を行なっているケールも!!
TikTokではすでにいくつかの会社が採用活動の一環としてTikTokを公式的に運用しているケースもあります。
中でもとあるタクシー会社はTikTokに社内の様子を投稿したところ数十万人のフォロワーがつき、一緒に働きたいと言った応募メールが止まらなかったそうです。
このように会社の様子を動画で手軽に投稿できてしまう時代となりました。
YouTubeやTikTokでの採用活動は現代の企業採用には欠かせない存在になってきています。今後さらにこの需要は広がりを見せ、市場は広がっていくでしょう。
まだ目新しさが残っている今のうちに採用ポジションとしてYouTube等での動画発信を企業採用活動の一環として本気で取り組んでみてください。
BAZICOMON!ではこのような採用のためのYouTube戦略設計の相談をすでに多くいただいております。
ぜひ自社でも取り入れたい!採用に悩んでいるという方は、コンサルタントまでご相談ください。
しっかりと設計し採用に適したチャンネル設計を行います。