動画マーケティングとは、動画を使った宣伝・マーケティング活動のことで高い広告効果が期待されています。
YouTubeのような動画サイトや各SNSなどでも広く使われており、普段目にする機会も多いはず。
今回は、
・動画マーケティングを行う目的
・動画マーケティングで用いられる分析基準
・従来の広告効果との違い
について解説していきたいと思います。
動画マーケティングの目的
動画マーケティングを行う目的として、もちろん「サービスや製品の宣伝効果を狙うため」とまとめることもできるでしょう。
しかし、その目的は下記のように細分化されます。
1.短時間で多くの情報を伝える
2.ブランディングやイメージアップ
3.既存ユーザーへの啓蒙
4.キャンペーンの周知
これまで、WEB広告と言えば画像やテキストでの広告をすることが主流でした。
※もちろん現在でも、検索型広告やディスプレイ広告は盛んにWEBマーケティング手法として利用はされています。
ここ数年、回線の発達やスマホの普及により、従来よりも多くの情報が伝えられる動画マーケティングを活用される企業が増えてきています。
短時間で多くの情報を伝えられるため、動画マーケティングはより高い認知拡大効果があるとされ、上記の目的で使われています。
動画マーケティングの判断基準
動画マーケティングでは、視聴データをソフトやツールを使って、下記のポイントに重点を置いて分析します。
・総再生数
・曜日、時間帯ごとの再生数
・動画の視聴時間や途中での離脱率
・ユニークユーザーのカウント
・視聴後のユーザーの行動(Webサイトへのアクセス・資料請求・商品購入)
使用するツールによって異なる点もありますが、おおむね上記のような内容の基準を設けられていることが多いです。
このようにテレビCMとは違って、前後に閲覧したサイトや視聴者の動作なども知れるのが、オンラインで動画マーケティングを行うメリットの1つでしょう。
ネットユーザーとテレビとの違い
ウェブでの動画マーケティングは、より効果が出やすい傾向があります。
ここでいう効果とは、宣伝やキャンペーンの周知、閲覧後の製品購入などです。
動画マーケティングは、よくテレビCMと比較されることがありますが、視聴する姿勢に大きな違いがあります。
テレビは何かの作業をしながら見たり、色々な分野のCMが流れたりしますよね。
一方で、パソコンやスマホを使って動画を見るときは自分から能動的に、特定のジャンルについての情報を集めることが多いです。
Googleが2014年に行った調査でも、テレビよりYouTubeを筆頭としたウェブでの動画視聴後の購買行動の方が高いことが分かっています。
アメリカのマーケティング会社が行った調査でも、動画の方が静止画よりも自社サイトに誘導しやすいとの結果が出ています。
参考:https://www.eyeviewdigital.com/documents/eyeview_brochure.pdf
まとめ:動画マーケティングの効果はいかほど?知っておきたい基礎知識について
いかがでしたか?今回は動画マーケティングが本当に効果はあるのか?について解説いたしました。
・動画マーケティングは短い時間でより多くの情報を伝えるために行う
・従来のCMよりも細かいデータ分析ができる
・ウェブ動画は購買やサービス利用など効果につながりやすい
上記3点が今回のポイントでした。
日本では動画マーケティングを活用している企業の数は増えてはいるものの、それほど数としては多くないので、今後も市場は成長すると見られている注目の分野です。