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【VSEO対策】YouTubeの関連動画はどういったアルゴリズムで表示される?
VSEO対策-上級編-
2020.01.06
【VSEO対策】YouTubeの関連動画はどういったアルゴリズムで表示される?

YouTubeの再生回数を急激に伸ばす方法はないのか?
人気動画の関連動画として自分の動画をヒットさせたい!
YouTubeで動画をアップされている方、企業の方であれば必ずこう思うはずです。日頃YouTubeで動画を見ている際に関連動画はよくクリックするはずですし、その重要性は誰しもがわかっています。
しかし、何も知らなければそう簡単に自分の思うままに関連動画は出せるものではありません。

そこで本記事では、「YouTubeの関連動画はどのような仕組みで表示されるのか」についてご紹介します。

YouTubeの関連動画はどのようなアルゴリズムで表示されるの?

YouTubeの関連動画は視聴者毎によって変わる事はご存じでしょうか?

例えば視聴者Aさんが、動画Aを視聴して、関連動画は動画B、動画Cが表示される。
しかし、視聴者Bさんが動画Aを視聴した際には動画D、動画Gが表示されるといった具合です。

関連動画は、ある程度決められていると思っていた方も多いはずです。では、視聴者毎に関連動画が変わる理由はなぜでしょうか?それぞれ詳しく見てみましょう。

過去に視聴者が見てきた動画が関連動画に影響する

過去に視聴者が見てきた動画が関連動画に影響する」というのは、関連動画のセクションには視聴者が行ったアクティビティに基づいて、次に見たくなると判断される動画が表示されるという事です。
過去にどのような動画を閲覧してきたかは、YouTubeにログインしてマイアクティビティにアクセスすることで確認することができます。
ログイン先URL:http://myactivity.google.com/
YouTube公式ヘルプページにも、YouTube再生履歴がおすすめの精度向上に使用されているという記述がはっきりとされています。

同じチャンネル内の動画

同じチャンネル内で視聴される事が多い動画は、頻繁に関連動画として表示されます。

違うチャンネルであっても関連している動画

違うチャンネルであっても、視聴した動画と似ている動画や関連するトピックの動画は関連動画として表示されます。

どの関連動画セクションからアクセスしたか調べることは出来る?

どの関連動画セクションからアクセスされたかを調べる事は、YouTubeからどのような判断をされているかを確認する材料にもなります。トラフィックソースで「関連動画」を選択すれば、どの関連動画セクションからアクセスしたかを調べる事が可能です。

関連動画に表示される事は視聴者に動画を多く見てもらう選択肢が増える

関連動画に表示されると多くの動画を視聴してもらえるようになりますが、続けざまに動画を見てもらう為にはコツがあります。続けて見てもらえる動画は結果的に関連動画にも表示されるようになりますので、コツを知る事は非常に重要です。

・動画内で他の動画も視聴してもらえるように、行動を促すようなフレーズを活用し、別動画についても触れる。
・動画のシリーズを作成する。動画に繋がりをもたせることによってそれぞれの動画を視聴してもらいやすくなります。
・〇〇チャレンジや〇〇リストといった、YouTubeで人気のある形式に関連する動画を制作することによって関連動画に表示されやすくなります。
・動画のエンディングは短くするようにする。エンディングを長くしすぎてしまうと、次の動画を見るまでに時間がかかってしまいます。
・再生リスト、リンク、カード、終了画面などを使って、次の動画を提案することもおすすめです。

説明欄にリンクを貼る

視聴動画と似た動画があれば説明欄にリンクを貼りましょう。
〇〇チャレンジ、〇〇をやってみた、などシリーズ化している動画があればリンクを忘れずに。
自身がアップロードした動画同士をリンクさせることによって、チャンネルの滞在時間が増え、さらなるチャンネルの成長につながります。
また、説明欄に記載するリンクは必ず自身の動画である必要はありません。

自身がアップロードしている動画と似た動画で、視聴者がきっとこの動画も見たいだろうなという他チャンネル動画とリンクさせることでも他チャンネルと自身のチャンネルの行き来によって他チャンネルの関連動画に乗りやすくなります。

コラボレーション企画をされた場合であればお互いの動画をリンクし合うと良いでしょう。
また、リンクを貼る際は、関連動画からのアクセスが欲しいからと、アップロードした動画と関係のないジャンルの動画は貼らないようにしましょう。

関係のない動画を過剰にリンクさせることは避ける

Google検索エンジンの対策であるSEO対策においても似たような施策があり、自身のWEBページから自身のWEBページへのリンク(内部リンク)が多いページは重要であると判断されてそのページが上位表示されやすくなります。

また、外部サイトからのリンク(被リンク)を獲得することも上位表示につながります。しかし、被リンクを自身で操作する過剰なSEO対策はペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムの変更によってペナルティの対象となりました

SEOの歴史から推測するに、全く関係のない動画へのリンクを説明欄へ過剰に貼ると将来的にマイナスになりうる可能性がありますので、ユーザーに価値を与えられるかどうか?という面から考え、最適な動画のリンクを貼るようにしましょう。

※現時点で関係のない動画を過剰に貼る事のみでペナルティとなった事例はありませんが、ユーザー目線から考えれば過剰なリンクはNGであるのは当たり前の事です。過剰なVSEO対策を行っているチャンネルは他の動画でYouTubeのガイドラインに違反している事が多々あります。

タグの設定は人気動画を参考にする

関連する他チャンネルの動画をリンクするとなった場合はもちろん、動画のジャンルや内容が似ているものでなくてはいけません。動画のジャンルや内容が似ていればタグも自ずと似てくるものです。

タグで設定したキーワード(関連したキーワード)で検索した際に検索結果に表示されやすくなりますが、他チャンネルのリンクしようとしている人気動画は、もしかするとタグによる効果で人気となっている可能性もあります。

ですので、人気の動画がどのようなタグを使っているかを調べて真似するようにしましょう。
完全に真似をするのではなく、自身がアップロードした動画のタグには関連性の高い順から並べていき、タグから動画の内容が判断できるように設定しましょう。関係のないタグは設定しない事がポイントです

他の動画がどのようなタグを使っているか調べる為にはTubeBuddyがおすすめです。
TubeBuddyURL:https://www.tubebuddy.com/

ツールを導入すれば、動画ページを閲覧するだけで下記のような表示がされます。

タグの過剰な設定、対策は避ける

タグを設定することによってYouTubeにどのような動画であるかを伝える事が可能ですが、大量に設定しすぎるとタグスパムと判定されてしまう恐れがありますので、あくまで動画を説明するためのタグである事を認識して設定するようにしましょう。

ひと昔前のSEO対策にも上記のタグ設定と似た、meta keywordsと呼ばれるタグがあり、それにキーワードを詰め込む施策がありました。
HTMLファイルの内にmeta keywordsと呼ばれるタグを記述。その中に検索でヒットさせたいキーワードを入れる事で上位表示に役立つというもの。

しかし、meta keywordsを悪用するウェブマスターが増え、今現在ではmeta keywordsによるSEO効果は見込めません。このようにYouTubeもGoogle検索エンジン同様にアルゴリズムが改良されていますので、順位操作の為ではなく、あくまで良質なコンテンツを広めるというユーザーファーストでVSEO対策を考えていく必要があります。

タイトルの最適化

タイトルで使用しているキーワードが似ていることでも関連動画に表示されやすくなります。特定の情報を得たいユーザーは検索窓でキーワードを入力し、複数の動画から情報を得ようとします。結果として類似動画を行き来することで、関連動画にも表示されるという仕組みです。

再生リストの活用

再生リストは自身の動画以外に、他チャンネルの動画も追加が可能です。関連動画として表示してほしい動画をリストに入れ、視聴者の行動を促し、関連動画にも影響してくるようになります。

ハッシュタグの活用

YouTubeでは、Twitterのようにハッシュタグを活用できます。ハッシュタグを使用することによってハイパーリンクが生成され、同じハッシュタグを使用している動画が探せます。ハッシュタグを使って情報を収集しているユーザーは、似たような内容の動画を視聴することが多いので、同じハッシュタグを使用している動画に関連動画として表示される可能性が高まります

ハッシュタグの使用で注意していただきたい事は、大量のタグはいれてはならない事です。1本の動画に15個を超えるハッシュタグを活用すると、その動画のハッシュタグは無効化されます。
また、関係のないハッシュタグを使用する事もNGとなり、これらのルールを破ることによって動画が削除される可能性も。
過剰なハッシュタグは、VSEO対策の面でもマイナスとなってしまう事がわかります。

関連動画からのアクセスは非常に多い

動画のジャンルを問わず、関連動画からのアクセス割合は非常に多い傾向にあります。すべてのアクセスの内、70%以上であるチャンネルがあれば、90%以上というチャンネルも存在します

関連動画からのアクセス割合からしても、チャンネルを成長させる上で関連動画のVSEO対策は必要不可欠なのです。

まとめ:【VSEO対策】YouTubeの関連動画はどういったアルゴリズムで表示される?

いかがでしたか?YouTubeの関連動画はタイトルの類似性や、ハッシュタグの活用、タグの設定などが有効であるという事でした。
しかし、いずれのVSEO対策でも過剰な施策はリスクがある為避けるべきです。
視聴者に価値を与える為に意味のある事か?という視点をベースにVSEO対策に取り組んでいただければと思います。

今回ご紹介したVSEO対策は、主に関連動画に関する事でしたが、関連動画からのアクセスは多い分非常に重要であると言えます。
本記事を参考にして、再生回数を増やしていきましょう。

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